【日本ハム】清宮、“超”回復 前日急性胃腸炎→午前病院で点滴→午後自主練参加

スポーツ報知
キャンプ打ち上げの夕食会に出席した清宮(左)は、関係者にビールをお酌

 急性胃腸炎のため、22日に沖縄・名護キャンプの練習を早退していた日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が23日、“超回復”で早期の練習復帰をアピールした。この日は体調回復を優先してチームには帯同せず、午前中に病院で点滴などの治療を受けたが、午後には宿舎に隣接する室内練習場で自主練習を開始。約1時間にわたって体を動かすなど、驚異の回復力を見せた。

 午後5時過ぎ。室内練習場に姿を現した清宮の表情は明るかった。「体を動かした方がいいかなと思った」と、球団トレーナーとともにキャッチボールや約30スイングのティー打撃などで状態を確認し、「昨日よりは良くなっています。熱はないし、大丈夫。ご飯は軽く(食べる)という感じですね」。高校通算111発を放った怪物スラッガーは、回復力も怪物級だった。

 順調な回復ぶりは、栗山監督の様子が物語っていた。1軍の楽天戦(金武)終了後、指揮官は「病院に行った話は聞いたけど、全然、大丈夫」と安心した表情。さらに24日の中日とのオープン戦(北谷)への帯同や、練習再開についても「全然大丈夫そうなので、ちょっと考える。できればやりたいね」と前向きに話した。

 清宮は、夜には宿舎で行われたキャンプ打ち上げにも参加。病状に配慮して、温かいお茶を飲みながら明るい表情を浮かべた。24日の予定は当日の回復具合を見て決定される予定だが、練習再開や試合帯同に向けては確実に一歩前進。アクシデントも経験の一つと捉えて、開幕1軍への歩みを進めていく。(小島 和之)

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