【DeNA】ドラ3阪口が北海高卒業式「2軍で規定回数達成したい」

スポーツ報知
DeNAのキャンプ地・沖縄の土産を同級生に届ける阪口

 昨夏の全国高校野球選手権に出場した北海高の卒業式が1日、札幌市内の同校で行われ、DeNAドラフト3位の阪口皓亮投手(3年)が高校生活に別れを告げた。「悲しみより、皆に会えたうれしさが勝っている」。約2か月ぶりに野球部の仲間とも再会。涙はなく、むしろ心が温まった。

 出身地の大阪から旅立ち、北海高で過ごした3年間は一生の宝物だ。昨夏の南北海道大会決勝では先発するも初回に5失点。3回途中で降板したが、味方が逆転し3連覇を達成した。甲子園での活躍が認められプロ入りを果たした右腕は「あの歓喜と声援はずっと頭に残っている。苦しい練習に何の意味があるのかと思うこともあったが、北海に来て良かった」と振り返った。

 1年目の今季はプロの世界で通用する体作りに全力を注ぐ。2月16日には中日との練習試合に登板し、1回を2安打無失点に抑えたが「簡単に左翼後方に運ばれた。すごい世界。今のままでは通用しない」とレベルの高さを痛感。「9回を投げきる体力を付けないと。2軍で規定回数を達成したい」と決意を口にした。

 小学生の頃、母・京子さんに「プロ野球選手になって家を買う」と約束した阪口。「1つかなえた。1軍で活躍して家も買えたら」。“プロボディー”を作り上げ、一つずつ願望を実現させていく。(宮崎 亮太)

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