【楽天】ドラ6西巻、1軍生き残りへ“大人のアピール”

スポーツ報知
ベンチ前でキャッチボールで調整する西巻

 楽天のドラフト6位・西巻賢二内野手(18)=仙台育英高=が2日、“大人のアピール”で1軍生き残り争いを勝ち抜く決意を示した。

 1日に仙台育英高の卒業式を終えた西巻。たった1日だけの滞在とはなったが、3年間の苦楽を共にした仲間との再会は、高校生に戻れる貴重な時間だった。「野球の話よりも、久しぶりに会ったので、にぎやかでしたね。野球以外の話で盛り上がって、みんなの明るさが懐かしい感じがありましたね」。2月1日のキャンプインから1か月。プロの世界でもまれた18歳にとって、久々の息の抜ける時間だった。

 プロに進むのは1人だけ。それでもともに3年間を過ごした野球部のナインからは多くの刺激をもらった。1軍に帯同して激しいレギュラー争いを続けるが、「みんなも、大学で競争が激しいという話をしていて、みんな、本当に頑張っているなと思った。自分も負けたくない、負けていられないなという気持ちになりました」と、苦しい時間を送っているのは自分だけではないということも知った。

 この日からドラフト7位・寺岡寛治投手(25)=BC石川=が2軍に合流し、1軍に残ったルーキーは1人だけになった。「試合では状況に応じた打撃、守備が求められると思う。その場その場の仕事を果たしていきたい」。開幕1軍へ、欲を出さずに地道にアピールを続ける。(安藤 宏太)

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