【ヤクルト】由規4回7K…7年ぶり開幕ローテへ前進

スポーツ報知
教育リーグ西武戦で4回無失点に封じたヤクルト・由規

◆イースタン春季教育リーグ ヤクルト3―2西武(2日・戸田)

 ヤクルト・由規投手(28)が2日、イースタン春季教育リーグ・西武戦(戸田)で4回を2安打無失点、すべて空振りで7奪三振の好投。7年ぶりの開幕ローテ入りに大きく近づいた。

 力強かった。この日の最速は149キロ。2、3回とも先頭打者に二塁打を浴びたが、ピンチでも崩れなかった。「自分有利のカウントで勝負できた。ランナーを出しながら、きっちりゼロで抑えられたのは良かったと思います」と収穫を強調。11年9月に右肩の張りを発症し、13年に手術。育成選手を経験するなど苦しい時代も送ったが、今春は不安を感じさせない。

 視察した田畑1軍投手コーチは「テンポもいいし、ストライク先行。彼はコンディションだけ。そこをクリアして、今の状態なら」とした上で、開幕ローテにGOサインを出した。「抑えられて自信になります。開幕に100%を出し切れるように」と由規。完全復活を期す11年目。そのスタートラインに立つ。(田島 正登)

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