【楽天】山下、昨季バッテリー組んだ松坂は「全然腕の振りが違った」

スポーツ報知
1回を終え、ベンチで笑顔を見せる中日先発・松坂

◆オープン戦 中日7―11楽天(4日・ナゴヤドーム)

 楽天・山下斐紹捕手(25)が、昨年までソフトバンクの2軍でバッテリーを組んでいた中日・松坂大輔投手(37)の復調を証言した。

 この日、山下は「8番・捕手」で先発・2イニング登板予定だった松坂との対戦は最低でも2人が出塁しないと回ってこないとあって、試合前には「今日は8番で先発するんで、そこまでもたしてくださいよ」と冗談交じりに、対戦の“申し込み”をしていた。

 前を打つアマダーが2ランを放ち、回ってきた初対戦。2点リードの2回2死走者なしだった。心待ちにしていた打席だったが、空振りと見逃しであっという間に追い込まれると、ワンバウンドしたチェンジアップに手が出て3球三振。山下も「3球三振は恥ずかしいですね」と苦笑いだった。

 それでも試合後は、松坂の復調を「偉そうかもしれないですけど」と前置きした上で証言した。

 山下「正直、去年はスライダーでしかストライクを取れなかった。チェンジアップは全然振ってくれなかったし、真っすぐもあまり来ていなかった。でもきょうは全然腕の振りが違った。だからチェンジアップも振っちゃいました。今年は本当に楽しみだなと思う。1軍でバンバン投げるのかなと感じました」

 山下はトレードで楽天に移籍し、松坂も中日に入団。圧倒的な戦力と強さで昨季日本一になった美酒を味わえなかった2人が、ナゴヤDの1軍で相まみえて、充実感を漂わせていた。

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