【日本ハム】中田、OP戦1号「いい感じで振れた」体重は昨年比14キロ増でパワーアップ

スポーツ報知
3回1死、オープン戦1号を放ちナインとタッチを交わす中田

◆オープン戦 日本ハム5―8ロッテ(4日・札幌ドーム)

 少し体勢が崩れても、中田には関係なかった。快音を残して舞い上がった白球が、左中間スタンドに消えた。3点を追う3回1死。渡辺の真ん中低めのスライダーを空振りした直後の3球目、ボールゾーンへ変化していくスライダーをすくい上げた。オープン戦1号ソロを「いい感じで振れた。(意識したのは)しっかりとボールを見ることと、打席でスイングしていくことだけ」と振り返った。

 今季から主将に就任。その自覚を胸にグラウンドに立っている。オフシーズンにトレーニングを重ね、体重は昨季開幕時から14キロ増の104キロ。「パワーとか、自分自身も手応えを感じている」と結果でチームをけん引するための準備を整えてきた。この日の試合後には、オープン戦ではあるが本拠地でロッテに2連敗したことに「勝ち負けありきの勝負ごと。もちろん負けたら悔しい」。自身の結果より、負けを悔いる姿に主将の自覚が垣間見えた。

 栗山監督は「うまく打っていた。やってくれると信じている」と評価したが、主砲は「まだまだこれから。開幕に向けてチームが勝てるようにやっていきたい」と気を引き締めた。勝利のために、さらに状態を上げていく。(小島 和之)

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