【楽天】毎年３月２６日「てんかん啓発セミナー」開催　球団職員・スタッフ対象も一般参加可

　楽天は５日、「てんかん」についての勉強会を実施すると発表した。東北大学病院協力のもと、毎年３月２６日に行われる世界的な「てんかん」啓発活動「Ｐｕｒｐｌｅ　Ｄａｙ（パープルデー）」の取り組みに賛同。楽天生命パーク宮城内イーグルスドームにおいて、球団職員・スタッフらを対象に、正しく「てんかん」を理解し、正しい対応をすべく、勉強会を開催する。申し込み不要で、一般参加も可能になっている。

　「てんかん」は、様々な要因によってもたらされる反復性の発作症状と、運動障害や発達障害、認知機能、心理社会的問題など多様な臨床的問題を伴う脳疾患。「てんかん」への無理解や偏見は世界各国に存在し、こうした状況の中で始まったのが、毎年３月２６日に行なわれる「Ｐｕｒｐｌｅ　Ｄａｙ（パープルデー）」の取り組み。２００８年にカナダ在住当事者のＣａｓｓｉｄｙ・Ｍｅｇａｎが「てんかんという疾患について広く皆に知ってもらい、てんかんを抱える人を孤立から守ろう」という目的で創設した活動で、この日に紫色のものを身につけることで活動へ賛同する意思表示する。

　この啓発活動は多くの賛同を集め、２０１８年現在では９０以上の国の団体がパープルデーの活動に参加。３月２６日にはそれぞれの国と地域で「てんかん」の啓発に関するイベントが開催されている。日本では「てんかん」の治療を行なっている一部の医療機関が「ＰＵＲＰＬＥ　ＤＡＹ」の活動に参加しているものの、当事者や多くの医療従事者、市民層には「てんかん」の啓発に対する取り組みがあることは知られていないのが現状という。

　楽天が主催するてんかん啓発セミナーの概要は以下の通り。

■日時　２０１８年３月２６日　午後６時～７時

■場所　楽天生命パーク宮城内イーグルスドーム

■主催　株式会社楽天野球団

■協力　東北大学病院

■参加者　一般参加、球団職員、スタッフ

　※一般参加は申込不要で参加可能。会場の定員３００名

■内容

　・東北大学病院てんかんセンター長　中里信和先生による「てんかん」啓発セミナー

　・東北ゴールデンエンジェルスによるパフォーマンス