【オリックス】宮内オーナー、昨年死去した近鉄本社元会長にV誓う

スポーツ報知
激励パーティーであいさつする宮内オーナー(右は福良監督)

 オリックス・宮内義彦オーナー(82)が6日、大阪市内で球団の激励パーティーに出席。昨年12月に亡くなった元近鉄本社社長、会長の山口昌紀氏(享年81)に弔いVを誓った。「合併の時に交渉していた近鉄の山口様が去年、ご逝去されました。やはり時代は走るんだなと思っております」と約1600人のファン、関係者の前で神妙な面持ちを浮かべた。

 2004年に近鉄と球団合併した際、水面下で折衝したのが宮内オーナーと当時、近鉄本社社長だった山口氏。同年の球界再編で誕生した楽天は13年にリーグ制覇、日本一を達成。「近鉄とオリックスが一つになって、大阪の地にやってきて、もう13年ですか。あっという間に年月が流れてしまいました。一つのチームになって、ご声援にお応えできないのは心苦しく思っている」とリベンジを約束した。

 「オープン戦も始まっております。まだ勝っておりません!」と辛口は変わらないが、チームを愛するがこそだ。「今年は分厚いチームがつくれた。今年は勝つ。試合というのは勝たないと意味がない。チームの優勝戦線を走る姿を私も一緒に見ていきたいです」と、22年ぶりのV奪回に期待を寄せていた。(表 洋介)

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