【日本ハム】清宮、初の見逃し三振 11打席連続無安打も「無心でいければ…」

スポーツ報知
8回無死一塁、見逃し三振に倒れた清宮(投手・黒木、捕手・若月、カメラ・小梶 亮一)

◆オープン戦 オリックス5―4日本ハム(7日・ほっともっと神戸)

 反応できなかった。勝負は清宮の完敗だった。6回に代走で途中出場し、迎えた8回無死一塁の打席。オリックス・黒木に対し、追い込まれてからの4球目、内角低めギリギリに投じられた148キロ直球を見逃すしかなかった。実戦10試合、17打席目で初めて喫した見逃し三振。「ちょっと間が合わなかったなという感じ。手が出なかったです」と表情を曇らせた。

 反省ばかりが口を突いた。昨季55試合に登板して25ホールドを挙げたリリーフ右腕に対し、初球の内角145キロをファウル。持ち前の積極性は失っていなかったが「初球も(タイミングが)合っていなかった」。2球目の外角低め直球を見逃し、苦しくなった。「球は速かったし、勢いもあった。すごくいい球だった。ちょっと考え過ぎたかなというところもある」。投手に主導権を握られ、迷いが怪物のバットから思い切りの良さを奪った。

 オープン戦は11打席連続無安打。プロの壁にぶち当たっている。だが栗山監督は「強いボールを見るというのは重要なことなので、すごくいい経験。これで前に進むと信じている」と信頼を寄せ、清宮も「もっと自分らしくいけたら。無心でいければと思います」と前を向いた。ここが踏ん張りどころだ。(小島 和之)

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