【ロッテ】涌井、現役最多9度目開幕投手!もえ夫人出産も“育休”返上29球

スポーツ報知
9度目の開幕投手が決まった涌井

 ロッテ・涌井秀章投手(31)が30日の楽天戦(ZOZO)で4年連続、現役最多9度目の開幕投手を務めることが8日、決まった。今季初登板だった3日のオープン戦・日本ハム戦(札幌D)で2回を完全投球。井口監督(43)は、試合後に伝達したことを明かし「本人もそのつもりで調整していたと思う。自分(のペース)で調整させてこの前の試合でしっかり投げてくれた。開幕ゲームは特別な試合。託したい」とエースへの信頼を語った。

 前日(7日)に、もえ夫人との間に第1子が誕生。涌井は「2人で協力しあいながら新しい家族と成長していきたいと思います」と父親としての決意を示していた。出産前後の“育休”も認められていたが、一夜明けたこの日も練習に参加し、10日のソフトバンク戦(タマスタ筑後)先発に向けZOZOのブルペンで29球の調整。小林投手コーチは「(涌井)本人も『野球の方が大事なので気にしないでください』と言っていた。ちょうど(登板の)間に生まれた。赤ちゃんも、もえちゃんも分かっているみたいだね」と笑顔。ここまで順調な過程にあると踏んだ。

 開幕戦は西武時代を含め5勝(3敗)、勝てば2リーグ制以降で3位タイに浮上する。父親として迎える初の大役で最愛の家族に白星を贈る。(長井 毅)

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