【日本ハム】雨上がりの清宮、OP戦初安打狙う!早実時代は雨天中止後14の7&2発

スポーツ報知
試合が中止となり、帰り際にファンと笑顔で握手を交わす清宮(カメラ・義村 治子)

 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)が、好データを引っ提げて10日からのDeNA戦(鎌ケ谷)でオープン戦初安打を狙う。8日のオリックス戦(姫路)は雨天中止となったが、高校3年間の公式戦で雨天中止の次試合(5試合)は打率5割とめっぽう強い。吉兆をプラスに変えて、怪物が本領を発揮する。

 黙々と白球を打ち込んだ。雨天中止が決まり、清宮はほっと神戸の室内練習場で約2時間、フリー打撃などで汗を流した。オープン戦11打席で7打数無安打とプロの壁にぶち当たっているが「やることは変わらない。打席で自分の持ち味が出せるようにやれればいい。もちろん本塁打を打ったり、長打が持ち味」と長所を再確認し、「試合は素直にやりたかった」と悔しがった。

 持ち前の打力は影を潜めているが、データが怪物を後押しする。早実時代の公式戦で雨天中止になったのは15年夏1度、16年春1度、同夏1度、同秋2度あるが、中止の次試合は14打数7安打、2本塁打、9打点の打率5割と圧倒的な成績を残している。

 “幸運の雨”となる可能性もある。9日も練習日となり、まとまった練習時間を確保することが難しい遠征中に、中止で生じた時間を打撃内容の反省などに充てることが可能となった。また、連日の試合で疲労がたまる中、練習後の時間を休養に充ててリフレッシュすることもできる。

 練習後は新幹線で帰京。無安打が続く状況にも「手応え? かなりあります。雰囲気や流れ、打席での見え方だったり、すごくいい経験をさせていただいている」と言い切った。“雨のち清宮”で、バットの湿りも吹き飛ばす。(小島 和之)

野球

×