【西武】稼頭央、星野仙一氏の故郷・倉敷で楽天に恩返し

スポーツ報知
西武・松井稼頭央外野手兼テクニカルコーチ

 西武・松井稼頭央外野手兼テクニカルコーチ(42)が8日、古巣と星野氏に“W恩返し”をする決意を示した。9、10日は昨年まで所属していた楽天との2連戦。初の古巣との対戦へ「知った顔も多いので楽しみですね」と心待ちにした。

 この日は福岡から移動し、岡山・倉敷マスカットスタジアムで全体練習に参加。室内練習場で打撃練習などで汗を流した。楽天ナインも同球場で練習をしていたが、午前中に終えて宿舎に戻ったため、午後2時頃にスタートした西武とは入れ違いで、対面することはできなかった。メジャー移籍前に西武に所属していた2003年までは楽天は創設されておらず、初めて楽天を相手にして戦うことにもなる。

 さらに、倉敷は1月4日に亡くなった楽天・星野仙一副会長(享年70)の生まれ故郷。9日の試合前には黙とうをささげる予定で、献花台の設置もされる。松井にとって星野副会長は恩人の一人。10年オフに日本球界復帰を決意した際に楽天の監督を務めており「星野さんがいなかったらここまで野球を続けることはできなかった」と感謝の思いを持ってプレーをすることになる。(安藤 宏太)

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