【楽天】美馬、4回2失点も押し出し反省 星野さんに「カツを入れられる」

スポーツ報知
4回2失点も上々の仕上がりを見せた美馬

◆オープン戦 楽天3―6西武(9日・倉敷)

 楽天の美馬学投手(31)は9日、今季2度目の実戦登板となった西武とのオープン戦(倉敷)で順調な仕上がりを披露した。2回に3安打と押し出しなどで2点を失ったが、4回を投げ4安打2失点。MAX146キロだった直球には不満も見せたが、先発が濃厚なロッテとの開幕3連戦(30日~4月1日、ZOZO)へ、徐々に状態を上げていく。

 課題を持ちながら、4回2失点でまとめた。初回は1死から失策の走者を許したものの、3番・浅村を二ゴロ併殺に仕留める上々の立ち上がり。「初回から低めを意識していきました。立ち上がりはよかったけど、走者を出してからが次の課題」と冷静に振り返った。

 1月に70歳で亡くなった星野仙一副会長の故郷、倉敷での試合。試合前には黙とうがささげられた。「押し出ししてるようだと、カツを入れられる。プロでの最初の監督だし、取ってもらって、いいところで使ってもらった。感謝の気持ちでいっぱいです」。聞こえてきそうな怒声をイメージしながら、修正していく。

 梨田昌孝監督(64)は「押し出しはあったけど、信頼してるし心配はしてない」。大きな期待を背負う3本柱の一角が、開幕へ向けて着実に態勢を整えていく。(山口 泰史)

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