【楽天】小学5年で震災経験のドラ6西巻、特別な日にオープン戦初先発「緊張感があった」

スポーツ報知
4回2死一、二塁、三ゴロに倒れた西巻

◆オープン戦 楽天3―0中日(11日・倉敷)

 楽天のドラフト6位・西巻賢二内野手(18)=仙台育英高=が「9番・遊撃」でオープン戦初先発。フル出場を果たしたが4打数無安打に終わり「スタメンで出るのはまた違った緊張感があった」と振り返った。

 この日で東日本大震災から7年。小学5年生の時に福島・会津若松市内の小学校で地震を経験し、所属していた、いわき市・小名浜少年野球教室の活動は約1か月間出来なかった。

 特別な1日にグラウンドに立った18歳は「当時のことは鮮明に覚えている。小学校の教室にいてめっちゃ揺れた。復旧に時間がかかって野球も出来なかった。これからは(プロになって)見られる側になるので、ただプレーするのではなくて、笑顔を与えられるようなプレーを見せられるようにしたい」と決意を新たにした。

 梨田監督も「スタメンでというのも、彼にとって大きな一日じゃないかなと思います」と話した。

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