【日本ハム】マルティネス、前回登板から修正5回1失点「納得」

スポーツ報知
先発し、5回1失点と好投したマルティネス

◆オープン戦 日本ハム1―1DeNA(11日・鎌ケ谷)

 日本ハムの新外国人・マルティネス投手(27)が11日、開幕に向けて上々の仕上がりを見せた。千葉・鎌ケ谷でDeNAとのオープン戦に先発し、5回1失点と好投。前回登板した4日のロッテ戦では3回4失点と不安定だったが、見事に修正した。

 安定した投球で試合を作った。5回を被安打5、四死球1。失点は宮崎に許した左越え本塁打の1点だけ。「一つ悪かったことはホームラン。失投はあったけど、前回の登板に比べればミスは少なかった。全体的に納得はいく」と、自らに合格点を与えた。

 日米の違いを乗り越える。「日本の打者はよく球を見て当ててくる。前回はランナーを出してから焦った」。4日のロッテ戦。走者を背負うと、甘いコースに入った球を痛打されるケースが目立ったが、この日は違った。「真っすぐもホームプレート中心ではなく、内外に動かすことができたと思う。当てることがうまい打者が多い中、ボールを低めに集めることができた」と持ち味を発揮。15アウトの内、約半分の7つをゴロで打たせて取った。

 日本ハムとの縁もある。レンジャーズ時代は球団OBのダルビッシュ有投手と同僚。得意のカットボールはダル直伝でもある。「開幕に向けて、投球内容だけでなく、試合勘を養えるように取り組んでいきたい」。メジャー通算88試合登板で17勝。昨季は18試合に先発した。実績十分な右腕が、日本の野球に適応できれば鬼に金棒だ。

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