【阪神】糸井、ゴジラ打法で下半身安定「ユーチューブで5時間見た」

スポーツ報知
糸井はオープン戦出場に向け、松井秀喜氏を参考にした新打法で練習する

 阪神・糸井嘉男外野手(36)が13日のヤクルト戦(甲子園)で今年初めて実戦に出場する。12日は甲子園で練習し、“ゴジラ打法”で出陣することを予告した。

 「(動画サイト)ユーチューブで5時間見た」。極秘研究していたことを告白した。5時間も見続けたのは、松井秀喜氏=ヤンキースGM付特別アドバイザー=の打撃シーンだ。日米通算507本塁打のゴジラの打撃を目に焼き付けた。

 そして、松井氏を参考にした新打法を“糸井語”で表現した。「三角形のテトラポッド」。謎めいたひと言を残しただけだが、横から見た消波ブロックをイメージしたのだろう。上半身と両脚を三角形に見立て、松井氏のように下半身がどっしりと安定した形を「テトラポッド」に例えたようだ。

 打順も新しくなる。3番が多かった昨季は一度もなかった5番だ。金本監督は「タイプとしては1、3番でしょうけど、3番にやると足が使いにくいでしょ」と説明した。3番で出塁しても、強打のロサリオの打席での盗塁策は失敗のリスクが高くなる。オリックス時代の2016年の盗塁王(53盗塁)で、昨季は21盗塁。その走力を生かすため、3番・福留、4番・ロサリオと新クリーンアップを形成することになる。

 消波ブロック風にスタンスを広めにしたフリー打撃では46スイング中6本のサク越え。「打撃練習でやったけど、できんかったわ」。新打法習得は道半ばだが、自己最多の19本塁打(14年)を大幅に更新し、ペナントレース中の荒波もどーんとはね返す。(長尾 隆広)

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