【中日】松坂が初公言 開幕ローテ「目指す」

スポーツ報知
キャッチボールで調整した松坂(カメラ・田中 昌宏)

 中日の松坂大輔投手(37)が12日、開幕6試合目までの先発を「目指してますよ」と目標に掲げていることを初めて公言した。開幕6試合目の4月5日の巨人戦(ナゴヤD)が有力視されているが、松坂本人も「どう判断するかは上(森監督)だと思いますけど」と“開幕ローテ”の6枠入りに立候補した。

 目標も定まった松坂にとって、ただ投げることで安どする段階はすぎた。実戦3試合目となる14日の西武戦(ナゴヤD)は3回を投げる予定で「打たれながらうまく抑えたい。公式戦に近い状態で、苦しみながら最後は抑えたい」とテーマを説明した。2月26日の練習試合・韓国ハンファ戦は1回完全。2回2失点だった4日の楽天戦では2回に走者二塁の状況を招いたが、2死からアマダーに2ランを被弾。いまだ“打たれながら抑える”ことを経験していない。「この時期に調子が良すぎても、気持ち良くも何ともない」。得点圏に走者を置きながらも打ち取る。シーズン本番に向け“勝負勘”を取り戻す。

 13日はブルペン入りの予定だが、前回登板から一度も投球練習をしておらず、この日もナゴヤ球場で強めのキャッチボール。「キャッチボールがいい形でできればいいと思います」と自然体の調整法を模索する。古巣・西武との対決も「(思い入れ?)別にないです。去年も(オープン戦で)投げてますし。(付き合いのある人?)稼頭央さんくらいかな」とサラリ。「西武・松坂」は過去。竜の怪物として再生の階段を着実に歩む。(田中 昌宏)

野球

×