【日本ハム】栗山監督、清宮へ「苦しみのススメ」

スポーツ報知
清宮幸太郎

 日本ハムの栗山英樹監督(56)が12日、ドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)に「苦しみのススメ」を説いた。13、14日の広島2連戦(マツダ)に臨むルーキーは、オープン戦7試合で19打席、15打数無安打とプロへの対応に苦戦している。だが、羽田空港で対応した指揮官は、「公式戦に入ってこうなるよりはいいと思って見ている。早く経験した方がいいだろうなと。本人は苦しいだろうけど、それが大事」と、壁にぶち当たることの重要性を説いた。

 清宮はこの日、滞在先の広島で休養日を過ごした。相手の先発は13日が昨季15勝の薮田、14日は16年の沢村賞左腕・ジョンソンの予定。好投手との対戦に向け、「自分も全力でやるだけ。全力でやりたい」と、気を引き締めた。また、オープン戦無安打が続く状況にも、「過程も大事。そこを追い求めてやりたい」と目先の結果ではなく、そこに至るまでのアプローチを重視する考えを明かした。

 オープン戦は残り10試合。清宮は「今までの反省もそうですし、経験も踏まえながら、悔いのない打席にできれば」と語り、指揮官は「打つ形は悪くない。すごく打ってくれることを期待している」と願った。苦しみの先に、待望の1本が待っている。(小島 和之)

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