【中日】松坂、3回2失点もワインドアップ復活!古巣・西武相手に粘投

スポーツ報知
先発した松坂

◆オープン戦 中日―西武(14日・ナゴヤドーム)

 中日の松坂大輔投手(37)がオープン戦2度目の登板で予定の3回を3安打5四死球で2失点。降板までに76球を要したが、古巣・西武を相手に復活への歩みを印象づけた。

 あの独特のワインドアップがよみがえった。大きく振りかぶった前腕で頭を締め込み、軽く2度、3度と足元を揺らす。プレーボールの直球で、かつての僚友・松井を右飛に仕留めた。前回、4日の楽天戦(ナゴヤD)では無走者でもセットポジション。「振りかぶっていこうと思ったんですが、暴れそうだったのでセットにしました。個人的には見栄えのいいワインドアップにこだわっています」と話していたが、まずは“見栄えのいいフォーム”で力強くアウトを取った。

 しかし2死一、二塁から、移籍後3度目の実戦登板で初めて適時打を浴びた。浅村へのシュートが甘く真ん中に入り、中前にはじき返された。口をへの字にして悔しさをあらわにした背番号99。「打たれながらうまく抑えたい。公式戦に近い状態で、苦しみながら最後は抑えたい」というテーマで臨んだマウンドだったが、いきなり先取点を奪われた。続く山川はスライダーで空振り三振に封じた。

 1―1で迎えた2回は、2死から炭谷に四球を与えたが、続く松井をまた右飛に打ち取って無失点。1点のリードをもらった直後の3回は、先頭・源田への左翼線二塁打や、自らの野選などで無死満塁のピンチを招いた。浅村を二ゴロ併殺打に打ち取る間に同点に追いつかれ、山川、外崎に連続死球を与えて、なお2死満塁。木村文を中飛に打ち取ってようやく3アウト。3イニングで76球を要したが、2失点でしのぎ切った。

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