【オリックス】西が筒香から2三振 初開幕投手確定も口にした課題とは

スポーツ報知
西は5回途中まで投げ無失点に抑える

◆オープン戦 オリックス3―1DeNA(17日・京セラドーム大阪)

 オリックス・西が初の大役を担う意気込みをボールに込めた。筒香を2打席連続三振に仕留めるなど、4回1/3を2安打無失点。福良監督は明言しなかったものの「西は良かったですね」と信頼を深め、右腕の開幕投手が決定した。

 「投げたくても投げられないことを経験している。(生活から)ルーチンを崩さず、野球に懸けている。いつもラストゲームだと思ってやっている。オープン戦だろうが、紅白戦だろうが変わらない」。昨年8月22日の日本ハム戦で左手を骨折。シーズン5勝で、16年まで3年連続だった2ケタ勝利が途絶えた。その負傷で投げられない期間で、考えを深めた。朝5時半に起き、夜9時前に就寝する規則正しい生活で、好調を維持している。

 強気に攻め続けたからこそ、攻めきれなかったシーンを悔やんだ。5回無死二塁で梶谷に四球。「あそこは打者と勝負ができた」と課題を口にした。この回の1死二、三塁で降板したが、予定の80球を投げた。中5日で23日・阪神戦(京セラD)に登板し、30日の開幕戦(対ソフトバンク)に向かう予定。西も開幕投手については具体的に言及しなかったが「ただの1試合といえば1試合ですけど、自分の力を発揮できるように」と力を込めた。(原島 海)

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