【DeNA】石田、ラミレス監督から粋な演出で開幕投手通達 5回0封で期待応えた

スポーツ報知
開幕投手に指名された石田は5回を無失点に抑える(カメラ・小梶 亮一)

◆オープン戦 オリックス3―1DeNA(17日・京セラドーム大阪)

 2年連続開幕投手を任されたDeNA・石田が、5回2安打無失点5奪三振の好投。ラミレス監督からサプライズの鉄板焼きディナーで開幕を告げられた左腕が、その期待に応えた。

 試合前、指揮官が開幕投手として公表。本人には粋な演出で通達していた。15日夜に神戸市内の宿舎で、篠原、木塚両投手コーチから「映像を見よう」と監督の部屋へ。10日の日本ハム戦(鎌ケ谷)で3発を浴び、「怒られるかな」と身構えた左腕に、指揮官は「頼むぞ」。球団では04~07年の三浦大輔以来となる2年連続の大役指名。そのまま鉄板焼き店で神戸牛ステーキ、アワビを振る舞われた。

 左腕王国の危機を“長男”が救う。ドラ1で東が加入したが、今永、浜口とも左肩の違和感で開幕ローテが微妙。「背中を見せて、プラスに感じてもらえたら。自分も成長したい」と自覚が増した。1月に開幕指名を受けた昨年と比べ、「キャンプの取り組みが違う」。昨季は虫垂炎の影響で6勝だったが、オフに手術を受けて不安も消えた。

 ラミレス監督は「期待通り。後悔しない投球だった」と信頼を寄せた。昨年の開幕戦(神宮)はヤクルトに6回3失点で黒星。「絶対勝ちたい気持ちが強い」。石田が本拠地で雪辱に燃える。(山崎 智)

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