【広島】庄司隼人、思い出の地で1軍定着へのアピール打

スポーツ報知
9回無死一塁、右前安打を放つ庄司

◆オープン戦 楽天5―4広島(18日・静岡)

 プロ野球のオープン戦、楽天・広島戦が18日、草薙球場で行われた。常葉橘高(現常葉大橘高)出身の広島・庄司隼人内野手(26)が8回裏の守備から登場。9回には、楽天の2番手、池田から右前打を放った。オープン戦ここまで9打数1安打だった男が、バットで存在をアピールした。

 無死一塁で回ってきた打席で、この日一番、球場が沸いた。「声援が力になった。追い込まれてから打てたのが大きい」。1―2からの4球目のフォークを打ち返した。草薙は高3夏の決勝で完封&2発の離れ業で創部初の甲子園を決めた思い出の地。「地元はいい。頑張れって言ってもらえるし。広島では、全然聞かれないから」と冗談交じりに話した。

 30日の開幕まで10日あまり。プロ9年目で、ここ数年「毎年が勝負の年」と口にしている。3年連続開幕1軍はもちろん、今年は定着が最大のテーマだ。内野ならどこでも守れる“ポリバレント”が持ち味。「何かあったら、監督から庄司、って言われるようにしておかないと」。常に、準備は怠らない。

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