【楽天】池田隆英、9回にヒヤリも「経験はできた」

スポーツ報知
7回から登板し、3イニングを投げた池田

◆オープン戦 楽天5―4広島(18日・静岡)

 楽天の池田隆英投手(23)は18日、広島とのオープン戦(静岡)で7回から登板。9回に4安打を集中され2点を失うなど、3イニングを投げて5安打2失点だった。すでに開幕ローテ入りを確実にしているが、苦い経験も生かし開幕へ向けて準備を進めていく。

 ボールの勢いが変わった。池田が9回2死満塁から押し出し死球を与えて1点差となると、佐藤義則投手コーチ(63)がマウンドへ。「(コーチは)しっかり腕を振りなさい、と。経験はできたかなと思います」。なおも2死満塁。だが、途中出場の船越をMAX148キロの直球で追い込むと、最後も直球で三直に仕留めた。

 改めて、目の前の打者に集中する。練習試合や2軍での登板が続いたため、実は初のオープン戦登板だった。慣れないリリーフ登板で、9回の難しさも体感した。ローテ入りは確実だが「気にしちゃうと、そればかり意識する。初めての1軍だし、先が分からない。しっかり一人一人、抑えていきたい」と引き締めた。

 梨田昌孝監督(64)も「もったいない。もう少し早く開き直りできれば。出し切るようにしてほしい」と注文を付けた。「決めるところで、しっかり決められるようにしたい」と話した池田。本来の威力あるボールで、首脳陣の信頼をつかむ。(山口 泰史)

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