【日本ハム】加藤貴之、6回途中1安打0封!栗山監督が開幕ローテへ太鼓判

スポーツ報知
6回途中まで1安打無失点と好投した加藤

◆オープン戦 西武4―1日本ハム(18日・メットライフドーム)

 日本ハムの加藤貴之投手(25)が18日、西武とのオープン戦に先発し、5回1/3を無失点と好投した。81球で交代するまで、開幕3連戦で対戦する西武打線を単打1本に封じ込めた。初コンビだった鶴岡捕手の老練なリードで持ち味を存分に発揮。「僕のいいところを引き出してくれた。鶴岡さんに感謝です」と頭を下げた。

 思い通りの投球だった。140キロ台の直球に90キロ台のカーブ。緩急を織り交ぜたボールを低めに制球し、ゴロの山を築いた。圧巻は3回。1死三塁のピンチで9番・松井、1番・秋山をフォークで連続三振。「早めに追い込めたので。三振も狙って取れた」。先発投手陣の中で貴重な左腕。右打者6人が並ぶ打線に対しても、安定感が際だった。

 鶴岡には春季キャンプ中に一度、ブルペンで受けてもらっただけ。だが、試合前には、お互いに意見を伝えており「鶴岡さんの意図を自分でくみ取って投げられた」と満足気だった。栗山英樹監督(56)も「(開幕ローテを)任せられる内容なのは間違いない」と太鼓判を押した。プロ3年目の今季、先発陣の柱として期待感は十分だ。

 オープン戦では、これで3試合連続無失点(のべ10回1/3)。「チームの勝ちに貢献できるように、一つ一つ、丁寧にやっていくだけ」と加藤。開幕ローテ入りが確実な左腕は活躍を誓った。(秦 雄太郎)

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