【日本ハム】松本、開幕スタメン奪う!友人・逸ノ城の活躍に刺激「結果出す」

スポーツ報知
オープン戦が中止となり、横浜スタジアムの駐車場で体を動かす松本

 日本ハムの松本剛内野手(24)が、大相撲の小結・逸ノ城の活躍を力に変える。DeNAとのオープン戦が悪天候で中止になった21日、横浜市内で練習し、室内でバットを振り汗を流した。大阪で開催中の大相撲春場所で優勝争いに絡む逸ノ城とは同い年。友人の活躍に刺激を受け、文句なしの開幕スタメンを勝ち取る。

 縁は故郷にあった。松本の出身地と逸ノ城の所属する湊部屋は、同じ埼玉・川口市にある。共通の知人の紹介で知り合うと意気投合。同じジムでトレーニングしたり、4、5回ほど食事したりする仲だ。「取組? 毎日、見てます。生(放送)でとはいかないけど、速報とかでチェックしてます」。競技は違えど、土俵上で激戦を繰り広げる友人に触発されている。

 自身も激戦の真っただ中にいる。内野手登録だが、昨季は主に外野で出場。今季の外野手争いは激しく、確定は中堅・西川だけ。近藤や新外国人・アルシア、大田、岡と残りの枠を争う状況にある。だがオープン戦打率は1割7分9厘。3月初旬には侍ジャパンに選出された若手有望株としては物足りなさが残る。「結果を出さないといけない立場。打たなきゃダメ」。当然、危機感もある。

 逸ノ城は春場所11日目、無敗の横綱・鶴竜に惜しくも敗れた。だが16場所ぶりに三役復帰の場所で勝ち越し。来場所の三役を確実にした。札幌に戻ってのヤクルト3連戦(23~25日・札幌D)が開幕前最後のアピールの場。「あと3ゲームあるのでしっかり結果を残したい」と松本。バットで示し、レギュラーの座を確実にする。(秦 雄太郎)

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