【ロッテ】小栗旬の兄・了さんが開幕戦を演出!憧れ井口監督の船出「携われて光栄」

スポーツ報知
弟・小栗旬の写真を手にする小栗了氏

 ロッテが30日の楽天との開幕戦(ZOZO)セレモニーの演出家に俳優・小栗旬(35)の実兄である小栗了氏(41)を起用することが22日、明らかになった。演出家とのコラボは球団初の試みだ。球界の開幕戦では過去に06年に日本ハム・新庄がハーレーダビッドソンの三輪タイプのバイクに乗ってド派手にグラウンドに登場。17年にはDeNAがNFL・スーパーボウルの世界観を取り入れて、グラウンドに白馬を疾走させるなどしたことはあるが、今回のように有名演出家が企画することは極めて異例だ。

 小栗氏は、人気エンターテインメント集団「シルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)」の日本人スタッフ責任者として立ち上げを経験。現在は舞台から格闘技まで幅広い分野で活躍している実力派だ。球場のLED照明と、ビジョンや場内演出のBGMとスマートフォンが連動して、スマートフォンの画面がカラフルに変化する機能「Sound Flash」を連動させた光の演出でセレモニーを彩る。

 米留学時代にはRソックスの本拠地、フェンウェイ・パークの近くに住んでいたこともある野球好きで「大好きで憧れだった井口監督の船出となる歴史的な開幕戦の演出に携われるのは本当に光栄であり、うれしくもあります。井口新監督になって新たに生まれ変わる新生・千葉ロッテマリーンズの始動を“光”を用いて表現したいと思います」と胸を高鳴らせた。

 端正なマスクは弟・旬とソックリで、私生活ではSNSで旬とのツーショットを公開するなど仲良し具合がファンの間で話題に挙がっている。開幕戦当日に旬が来場するかは不明だが、モノマネ芸人・おばたのお兄さんあたりが“便乗”してスタンドに来る可能性はあるかもしれない。

 今回の演出のコンセプトは「生まれ変わる」。光を新たな希望に見立てた演出は、小栗氏が携わってきたオペラやバレエの劇場の中で得た知識やイメージを生かし、ファンが一緒に参加できるような壮大な仕掛けが用意されているという。乞うご期待だ。

 ◆小栗 了(おぐり・りょう)1976年東京生まれ。41歳。95年に映画監督を目指し渡米。2001年に帰国後、役者として蜷川幸雄の舞台やスティーヴン・セガール主演の映画などに出演。06年に俳優引退し同時にオペラ制作会社のアートクリエーションに入社し、国内外のエンターテインメントの現場で演出を学ぶ。現在は演劇、ステージ、格闘技、クラシックコンサートなど様々なジャンルで活躍。父・哲家氏は日本舞台監督協会理事。

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