【阪神】鬼門打破の「金本丸」だ!松山→広島移動でフェリー便チャーター

スポーツ報知
阪神のフェリーでの広島移動

 阪神が今季初の広島遠征となる4月28日からの広島3連戦(マツダ)に、松山観光港―広島港のフェリーをチャーターして乗り込むことが22日、分かった。昨季3勝8敗1分の鬼門を打破するため「金本丸」を出航させる。

 当初は、同24日から松山でヤクルトとの2連戦を行った後、26日に空路で大阪に戻り、翌27日に新幹線で広島へ移動する予定が組まれていた。しかし、カープ時代に松山―広島間のフェリー便を利用していた金本監督が、いったん帰阪するのは非効率的と判断。球団にフェリーのチャーターを提案し、26日に広島へ直行することを決めた。球団関係者も「監督の強い意向ですから」と素早く動き、すでに船の手配を済ませた。

 昨季、マツダでは「やられているイメージが強い」と何度も手痛い黒星を喫した。今季は4月10日からの甲子園3連戦で初顔合わせするが、ビジターでは28日からが初対決。苦手意識を払拭するためにも、万全の態勢で臨む気持ちが強かった。海路移動で疲労が軽減し、現地で2日間の調整時間が生まれることも大きい。

 昨季は月間貯金3の目標を立て、貯金17で2位となったが、優勝した広島(貯金37)には10ゲーム差を開けられた。13年ぶりリーグ制覇のラインについて、金本監督は「(貯金)30前後。できるもんならいくらでも貯金したい。最低(月)3」と設定。広島の3連覇阻止へ、チーム一丸でまずは海を渡る。(島尾 浩一郎)

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