【中日】開幕投手最有力の小笠原、3回1失点「あとは監督のお言葉を待つのみ」

スポーツ報知
3回1安打1失点でオープン戦最終登板を終えた中日・小笠原

◆オープン戦 中日―ロッテ(23日・ナゴヤドーム)

 中日の開幕投手が最有力視されている小笠原慎之介投手(20)が、予定の3回で1安打1失点。53球を投げてオープン戦の最終登板を終えた。

 開口一番「ものすごく課題が残った」と唇をかんだ。初回先頭の荻野に四球を献上。2回も先頭・鈴木への四球をきっかけに1点を失った。3回にも1死から2015年夏の甲子園の決勝で東海大相模のエースとして対決した仙台育英出身の平沢に四球を与えた。「変化球でカウントが取れなかった」と振り返ったように、カーブを11球投げて、ストライクゾーンに収まったのは初回2死三塁から井上を見逃し三振に仕留めた1球だけ。降板後もブルペンで約50球を投げ込み調整した。

 成果もある。「短いイニングで修正できなかったが、変化球が入り始めたので良かった。(公式戦では)1イニングでも1球でも早く(修正の手がかりを)見つけられるようにしたい」と振り返ったのは、3回先頭の荻野を三ゴロに打ち取ったカーブ。1ストライクからボールゾーンにドロップする球を打たせたことに光明を見いだした。

 いまだ開幕投手の指名はされてないという。「やりたい気持ちはあります。あとは監督のお言葉をいただくだけ。それを待つのみ」と20歳。オープン戦は4試合で防御率1・35。人事は尽くした。あとは天命を待つだけだ。

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