【ロッテ】加藤のグランドスラムで首位浮上!開幕スタメン猛アピール

スポーツ報知
9回2死満塁、加藤(右)は右越えに満塁本塁打を放ち生還

◆オープン戦 中日1―6ロッテ(23日・ナゴヤドーム)

 ロッテが最終回までもつれ込んだ一戦を制してオープン戦首位に浮上した。開幕右翼を狙う加藤翔平外野手(26)が1―1の9回2死満塁の場面で育成右腕・木下の149キロの直球を右翼席に運んだ。オープン戦1号となる満塁弾に「接戦をものにしないとシーズンは勝っていけない。とにかく点を入れるという意識だった。打った瞬間に行ったかなと思った。オープン戦なので、自分の結果よりも接戦をものにできたのが大きい」と控えめに喜んだ。

 9回は先頭の井上、藤岡の連打と菅野の四球で無死満塁のチャンスを作るも、代打・李が三ゴロ併殺に倒れ、不穏な空気が流れたが、田村が粘って四球でつなぎ最後に加藤が決めた。井口監督は「チャンスが途切れたと思ったけどカバーしてくれた」と評価した。

 「開幕スタメンを目標にやってきた。使ってもらえるように残り2試合アピールしたい」と加藤。開幕戦のスコアボードに名前を載せるため、快音を鳴らし続ける覚悟だ。

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