【DeNA】筒香、お待たせ初打点「いい状態で開幕」

スポーツ報知
3回無死一、三塁、筒香が中越え2点二塁打を放つ

◆オープン戦 西武4―8DeNA(24日・メットライフ)

 筒香らしい、鋭い打球がセンターに伸びていった。背走する中堅・金子侑のグラブの先をもうひと伸びするかのように越えていった。3回無死一、三塁。多和田の146キロの直球を強振する2点適時二塁打で先取点を奪った。オープン戦11試合31打席目での初打点となり「そこは全然気にしていない。順調に来ている。あと残り1試合。いい状態で開幕を迎えられると思う」と手応えを口にした。

 キャンプ序盤は一見、棒立ちに見える脱力したフォームだった。今月に入り、両膝を少し曲げグリップを下げた。「もちろん体(の状態)によって変化する。今の段階ではアレ」と開幕へ修正を加えた。オープン戦打率は1割9分2厘だが、ラミレス監督は「昨日(23日)も練習では振りはシャープだった。今日はもっとよかったし明日はもっと期待できる。開幕へ向け、なるべき姿に近づいている」と信頼を口にした。

 3回には1番・桑原が安打で出塁。大和の送りバントに相手の失策が絡んで3番・筒香がかえした。その後もロペスが続き今季理想とする攻撃を体現。主将を務める筒香は「1、2番がああやって出たら僕もロペスにつないで点につながる。ああいう野球ができれば得点できる確率が高くなる」と大きくうなずいた。20年ぶりのリーグ制覇へ大黒柱がしっかり仕上げてきた。

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