高木豊さんのセ・リーグ順位予想…「DeNAに一昨年Vの広島に似たものを感じる」

スポーツ報知
巨人・高橋監督(左)を取材する高木豊氏

 スポーツ報知の野球評論家・高木豊氏が、30日に開幕する2018年のセ・リーグのペナントレースを予想した。

 <順位予想>

1DeNA

2広島

3巨人

4阪神

5ヤクルト

6中日

 DeNAは先発陣の今永、浜口、ウィーランドがそれぞれ肩や肘の不安で出遅れているのが気になるが、投打のバランスとチームの勢いという点で優位と見た。2年続けてクライマックス・シリーズに進出、昨年は日本シリーズにも進出して悔しい敗戦も味わった。それらの経験が今シーズンに生きるはず。チームの雰囲気としては、一昨年に25年ぶりのVを成し遂げた広島に似たものを感じる。

 3連覇を狙う広島は、野手陣の充実度は間違いなくセ・リーグNO1。ただ、昨年までの2シーズンでフル回転してきた投手陣に若干の疲れが感じられるのが心配だ。

 巨人はキャンプの時点では今年もBクラスの4位と見ていたが、オープン戦の戦いぶりを見て評価を上げた。最大の課題だった得点力不足が、ゲレーロの加入や岡本ら若手の台頭で改善された。上原の復帰でリリーフ陣が充実したのも大きい。

 オープン戦は最下位に終わった阪神。リリーフ陣は強力だが、先発陣のカギを握る存在と見ていた藤浪が、期待していたほど復調していない。打線はロサリオの加入で厚みが出るかと思ったが、ベテラン陣の調整ペースが上がらず、なかなかベストメンバーを組めないままオープン戦を終えた。シーズン本番で、早い時期にベストメンバーが固まり、勝負の形が出来上がれば、Aクラス争いに十分加われるはず。3位に予想した巨人との差はわずかだ。

 5、6位予想のヤクルト、中日は戦力的に見て優勝争いは厳しい。

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