【楽天】左胸裏に星野副会長の背番号「77」 5時間の死闘制した梨田監督「時々触りながら戦ってました」
スポーツ報知

◆ロッテ2-3楽天=延長12回=(30日、ZOZOマリン)
楽天が試合時間5時間ちょうどの死闘を制した。
同点で迎えた延長12回2死からウィーラー、銀次が連続四球で一、二塁のチャンスを作ると、8回裏の守備から途中出場した藤田が右前適時打を放って勝ち越した。試合が終わったのは午後11時33分となり、梨田監督は「野球が好きやね。よく粘ってくれた」とナインをたたえた。
1月4日に星野仙一副会長(享年70)を亡くして迎えた今季。試合前には指揮官が「副会長とも一緒に戦っていこう」とナインに訴えた。ユニホームの左胸部分の裏には星野副会長が監督時代につけていた背番号「77」を刺しゅうして戦っているとあって、梨田監督は「時々触りながら戦ってました。『こんなんで負けたらアカンぞ』という感じだと思うので、勝ててよかったです」とホッとした表情だった。