【日本ハム】清宮、2軍ベンチで「修業」

スポーツ報知
吉岡2軍打撃コーチ(右)と話し合う日本ハム・清宮幸太郎

 限局性腹膜炎で離脱中の日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)が31日、2軍での“修業”をスタートさせた。出場予定はなかったが3月24日の退院後、初めてイースタン・ヤクルト戦(鎌ケ谷)でベンチ入り。声出しやイニング間に使うボール回し用の球の準備などをこなし「ベンチに入るのも(復帰に向けて)一歩前進だと思う」と振り返った。

 ベンチ入りは荒木2軍監督の判断だった。清宮は退院以降、別メニューで調整中のため選手との接触が少なく「一緒に戦えばなんらかの話も出るし、ファームの雰囲気、やるべきことも分かってくる。いろいろな面でプラスになると思った」と指揮官。復帰後、スムーズに2軍での調整に入るための指示だったことを明かした上で、「一生懸命やっていた」と評価した。

 清宮は、午前中は室内練習場で球団トレーナー相手に退院後初のフリー打撃を行い、49スイング。週明けには2軍の全体練習に合流できる見込みで「調子は上がってきている」と手応えを明かした。試合は、同学年の難波が延長10回にサヨナラ打を放つ活躍を見せ「自分もチームに貢献して、みんなと喜び合いたいと思った」。様々な経験を刺激に変えながら、復帰への道を歩む。(小島 和之)

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