張本氏、今季から導入の「リクエスト制度」に「米国の悪いところを真似しないでもらいたい」

　野球評論家・張本勲氏（７７）が１日放送のＴＢＳ系「サンデーモーニング」（日曜・前８時）に生出演し、プロ野球で今季から導入されたリクエスト制度に「米国の悪いところを真似しないでもらいたい」と示した。

　リクエスト制度は、全ての塁上でのアウト・セーフの判定、本塁打か否か監督が球審にリプレー検証を求めることができる制度。各チーム９回までに２度使え、判定が覆れば、回数は減らず延長戦に入れば新たに１度使える。

　メジャーリーグの制度を導入したことに張本氏は「私はいつも言うんだけど、米国の悪いところを真似しないでもらいたい」と指摘。その上で「選手は米国でダメになって日本に帰ってきて活躍するじゃないですか？ほれみろと。米国は日本のプロ野球を２軍にしようと思っているから」と持論を展開した。

　その上で「だから、規約だけは、日本人に向く、日本の青少年が喜ぶような規約を作らなきゃ。米国から持ってきて全部鵜呑みにしている。悪いのばっかり見習っている。これもやめてもらいたい」と提言した。

　一方でメジャーに習って今季から導入された「故意四球」については「これはいいんです。時間が早くなるから」と示していた。