【楽天】岸が8回3安打無失点 打線援護なく勝ち負け付かず…チームは敗れる

スポーツ報知
8回3安打無失点の楽天・岸

◆楽天0―2日本ハム(3日・楽天生命パーク)

 楽天の岸孝之投手(33)が3日、日本ハム戦に先発し5回1死まで1人の走者も許さない快投を見せた。

 この日は本拠地開幕戦で、1月4日に亡くなった星野仙一さん(享年70)の追悼試合。星野さんへの追悼の意を示して首脳陣、選手、スタッフが星野さんの監督時代の背番号「77」のユニホームを着用した。

 岸は5回1死から初安打を許したが崩れることなく、7、8回は得点圏へ走者を進められたが無失点。8回3安打無失点でマウンドを降板したが、9回から後を受けた守護神・松井が2点を失い、打線も初回、8回と1死三塁の好機を作ったが1点が遠く完封負けとなった。

 岸は16年オフに西武から海外フリーエージェント権を行使した際、星野さんからラブコールを受けて移籍が実現した縁がある。登板前日には「まだ恩を返せていない」と追悼試合へ並々ならぬ意気込みを燃やしていただけに、「とりあえず勝ちたかった」と悔しさをあらわにした。右腕の力投に、梨田監督は「責任は十分に果たした」とかばった。

野球

×