【オリックス】金子、本拠開幕戦飾れず「福浦さんの初球は慎重にいくべきでした」

スポーツ報知
7回途中でKOされた金子(左)はマウンドで厳しい表情を見せた

◆オリックス1―4ロッテ(3日・京セラドーム大阪)

 左翼線へ抜ける打球を、オリックス・金子は苦々しい表情で見つめた。同点に追いつかれた直後の7回2死一、三塁。荻野に左翼線へ勝ち越しの2点二塁打を浴びた。7回途中4失点で降板し「最後に粘りきることができませんでした」と悔やんだ。

 3万4725人が詰めかけた本拠地開幕戦。金子は1500奪三振まであと6で今季初登板に臨んだ。6回まで無失点の好投も、7回1死から菅野に四球、福浦に右前安打でピンチを招いた。続く清田から三振を奪い、右腕史上2位のスピードで記録達成へ王手をかけたが、連打で沈んだ。「四球は自分の選んだ球なので悔いはありませんが、福浦さんの初球は慎重にいくべきでした」と振り返った。

 首脳陣は中継ぎ陣の負担を減らそうと、エースにあえて開幕4戦目の週初めのカードを託したが、連敗で借金は2。福良監督は「球自体は良かった。力が入っていた」と責めなかった。(原島 海)

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