【オリックス】初先発勝利、アルバースは中学教師だった

スポーツ報知
お立ち台でウィニングボールを披露するアルバースとそのボールを指さす吉田正(右)(カメラ・二川 雅年)

◆オリックス7―1ロッテ(4日・京セラドーム大阪)

 来日初のお立ち台でオリックス・アルバースの笑顔がはじけた。「アルバースデス! ヨロシク“オン”ガエシマス!」と、自己紹介でスタンドを沸かせた。

 「(登板が)楽しみで興奮してしまった。4回からリズムを取り戻せた」。技巧派左腕は初回、先頭の荻野への四球から失点したが、徐々に制球力を取り戻した。初登板初先発で6回3安打1失点。チームの本拠地での今季初勝利に貢献した。

 オフにはカナダの母校の中学校で数学とフランス語の教師をしていた異色助っ人。野球でも学習熱心だ。キャンプからストライクゾーンを入念に確認。休みにはディクソンと食事で交流を深め「日本には、おいしい食べ物が多い。特にヤキトリが好きだね!」と日本文化に溶け込んでいる。

 チームの連敗は2でストップ。福良監督も「よく粘ってくれた」とたたえた。先発ローテに頼もしい1枚が加わった。(原島 海)

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