【ヤクルト】西浦、今季初スタメンで決勝打含む3安打「強い気持ちで試合に臨めました」
スポーツ報知

◆ヤクルト8―5広島(4日・神宮)
今季初スタメンの西浦が、広島の快進撃にストップをかけ、チームに本拠地初勝利を呼び込んだ。前日の試合で頭部に死球を受け、脳震とう特例措置で抹消された川端に代わって2番・三塁で起用された脇役が、決勝打を含む3安打2打点。尊敬する先輩・青木と並んだお立ち台で「今日はやってやろうという強い気持ちで試合に臨めました」と声を弾ませた。
もう若手とは言っていられない大卒5年目。キャンプ直後にファーム行きを命じられたが、「気持ちを切らさず、引き締め直した」と、奮起して開幕1軍に食い込んだ。開幕5試合目で巡ってきた先発のチャンス。第1打席にバント安打を決めて気負いが消えた。5点差を追いつかれた直後の6回無死一、三塁では「冷静にいけた」と決勝の中前打。8回にはダメ押し点につながる犠打など、小技もこなした働きに、小川監督も「レギュラーで出ていない選手がいい仕事をした」と満足そうだった。