【日本ハム】清水、5連勝呼ぶ2発!

スポーツ報知
お立ち台で歓声に応えるプロ初勝利の西村(右)と2本塁打の清水

◆日本ハム9―6ロッテ(7日・東京ドーム)

 日本ハムの清水優心捕手(21)が7日のロッテ戦(東京D)で決勝アーチなど初の1試合2発を放ち、5連勝を呼び込んだ。2回に勝ち越し2ラン、7回にはチーム1イニング3発を飾るソロ。ともに右方向に運んだ。打線は球団記録にあと1本と迫る1試合6発が出て、先発全員14安打の9点で打ち勝った。ドラフト2位右腕・西村天裕(24)が3番手で1回1失点ながら、プロ初白星を挙げた。

 逆方向に成長の軌跡を描いた。清水が読み通りのスイングで、右翼席に2本のアーチを運んだ。2回に1点差を追いつき、なお1死一塁で勝ち越し2ラン。「センターから右を意識した。後ろの打者につなぐ気持ちで打ちました」。2本目も狙い済ました。7回1死で「外の球一本で張っていた。うまく打てた」と捕手らしく配球を定め、横尾に続く2者連続アーチ。レアードを含む1イニング3本目のトリを飾った。

 昨年10月3日のオリックス戦(札幌D)でプロ初本塁打を放って以来、今季1、2号で自己最多を更新。もちろん、個人1試合2発もプロ4年目で初めて。2回の西川、3回の中田を含め球団記録にあと1本の1試合6発の主役を演じた。

 女房役のみそぎだった。先発・斎藤をリードしたが、4回途中無安打1失点ながら8四死球で降板。「佑樹さんに、しんどい投球をさせてしまったのも僕のせい。申し訳ない」と反省した。「1点でも多く与えたい」という援護射撃の思いがバットに乗り移った。

 FAで復帰した鶴岡を教材に正捕手への道を歩む21歳。「捕手としては、打つよりも勝つ。勝てる捕手になりたい」。何よりも白星が進化を加速させる。

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