【楽天】今江が1号3ラン「結果を出さないと意味がない」

スポーツ報知
4回2死一、二塁で左越えに同点1号3ランを放った今江

◆楽天3―4ソフトバンク(7日・楽天生命パーク)

 楽天は7日、ソフトバンク戦(楽天生命)に敗れ今季初の連勝はならなかった。「5番・一塁」でスタメン出場した今江年晶内野手(34)は、4回に今季1号となる同点3ラン。試合には敗れたが3安打を放った6日の同カードに続き、2戦連続で存在感を見せた。

 高めに入ってきたカーブを、逃さずに振り切った。3点を追う4回、2死一、二塁。追い込まれながらも、ソフトバンク先発・武田の“宝刀”をとらえた。同点の左越え1号3ラン。「完璧です。体がうまく反応しました。気合で打ちました」と振り返った。

 FA移籍し3年目のシーズン。今季に懸ける思いは強い。過去2年は故障もあり不本意な成績。「いろんな思いがあって、やっぱり今年はやるぞという気持ち。結果を出さないと意味がない」。開幕スタメンを内田に譲っても、腐ることなく待っていた出番で結果を残した。

 チームは9回に失点し、連勝はならず。梨田昌孝監督(64)も「(今江が)2ストライクからコンパクトに打ってくれて、あれで一気に流れが変わると思ったけど…」と波に乗れない打線に歯がゆさをにじませた。チーム全体が上向くため、好調のベテランが打線の真ん中で踏ん張っていく。(山口 泰史)

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