【中日】吉見、12日ヤクルト戦で“開幕”…近藤コーチ「意気込みヒシヒシ感じる」
スポーツ報知

中日の吉見一起投手(33)が9日、ナゴヤドームで行われた先発投手の指名練習に合流。12日のヤクルト戦(同)での今季初登板初先発に向け、松坂とのキャッチボールやランニングなどで調整した。
3日のウエスタン・リーグ、オリックス戦(大阪シティ信用金庫スタジアム)で6回3失点。特に5回まで3安打1失点の安定した投球を評価されて、1軍切符をつかんだ。先月25日のロッテとのオープン戦(ナゴヤドーム)は2回4失点の乱調で、「投げている感じは悪くないのに、何で打たれるんだろうという気分」と首をひねっていたが、かつてのエースがいよいよ調子を上げてきた。
「今年ダメだったら終わり。結果が出なかったら潔く辞めようと思う」と公言している吉見。前回の木曜日(5日、巨人戦=ナゴヤドーム)は松坂が先発したが、翌6日に登録抹消。その空白を埋める形での初登板だけに、そのままローテを奪回したいところだ。
近藤真市投手コーチ(49)もエールを送る。「(開幕ローテ漏れは)オープン戦で結果が出なかったので、しょうがない。状態うんぬんより本人が今までやってきたことを出してくれればいい。例年以上の意気込みをヒシヒシと感じています」。竜投で復活を心に誓うのは松坂だけじゃない。吉見も虎視たんたんと爪を磨いている。