【西武】雄星、チーム新開幕12連勝の巡り合わせに「ヤバイっす…」

スポーツ報知
榎田(左)と並んでキャッチボールする菊池

 西武の菊池雄星投手(26)と十亀剣投手(30)が9日、54年に開幕11連勝した西鉄時代の開幕最多連勝記録を64年ぶりに塗り替える考えを明かした。この日は、メットライフで行われた先発投手練習に参加し、キャッチボールなどで汗を流した。

 まずは「右のエース」が出番だ。10日のロッテ戦(ZOZO)に先発予定。開幕9連勝へ「解放されたと思ったら、また回ってきたんでね(笑い)。自分の投球をして、粘って投げていきたい」。今季から井口新監督のもと、この日まで9試合でリーグトップの11盗塁と機動力をフル回転させるロッテ打線。「相手も一筋縄にはいかないと思う」と警戒しつつ「僕としては何とかもう一回、(13日に先発予定の)雄星まで(無敗で)回してやりたい」とうなずいた。

 十亀、カスティーヨ、榎田の先発ローテで10日からロッテとの3連戦(ZOZO)に臨む。3連勝すると開幕11連勝で、13日の楽天戦(楽天生命)に先発予定の「左のエース」が開幕12連勝の大記録をかけた一戦に挑むことになる。「(11連勝して回ってくる)可能性は十分ありますよね。ヤバイっす…」。冗談交じりに笑みを浮かべながらも、昨季CSを含め9戦9勝0敗と相性抜群のイヌワシ打線に「本当に勝つためにやってるんでね」と勝利だけを見据えた。

 この日までのチーム打率はリーグトップの2割8分6厘。「(投手が)我慢していたら、(打線が)打ってくれる。ピッチャーも野手も助け合いながらやれている」と雄星。首位を独走するレオ軍団をエース2人がリードしていく。(小林 圭太)

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