【阪神】金本監督、投手陣に「成果見せてくれないと」シーズン中に異例の投内連係特訓

スポーツ報知
甲子園で投内連係の練習に励む藤浪

 阪神・金本知憲監督(50)が9日、投手陣にミス撲滅を求めた。「(昨秋キャンプから)ずっと投内連係、バント処理を繰り返してやらせてるんだから。その成果を見せてくれないと」。10日からの昨季王者・広島との今季初対決(甲子園)を前に、投手守備の再教育を課した。

 センバツ高校野球に明け渡していた甲子園のグラウンドで久しぶりの練習。そこで藤浪ら先発投手陣が行ったのは、プロのシーズン中では異例の投内連係だった。指揮官は不在だったが、バント処理や一塁ベースカバーを特訓した。

 6日の中日戦(京セラD)で、藤浪が投前バントを一塁に悪送球。8日の同カードも、一塁ベースカバーの能見が送球を捕り損ねて大量失点を招いた。いずれも敗戦に大きく影響した。チーム防御率2・83はリーグ1位。だが、投手失策は早くも3(広島、巨人、ヤクルト各1、DeNA、中日は0)で、勝率5割にとどまる一因になっている。

 10日に先発する小野も、4日のDeNA戦で一塁悪送球。「ミスしないために、しっかり取り組めた」と気を引き締めて練習に取り組んだ。3年連続で負け越している広島を倒すために、まずは“投守”を安定させる。(長尾 隆広)

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