【オリックス】6連敗目前で追いついた!9回2死から代打・伏見が同点二塁打

スポーツ報知
9回2死二塁、代打で起死回生の同点適時二塁打を放った伏見は雄たけびを上げガッツポーズ

◆オリックス2―2楽天=延長12回引き分け=(11日・京セラドーム大阪)

 オリックスが6連敗目前で踏みとどまった。今季初の延長戦。12回2死一、二塁のサヨナラ機で小島が一ゴロに倒れると、球場内にため息がもれたが、懸命にもぎ取ったドローに悲観的な空気はなかった。1点を追う9回2死二塁に代打・伏見が左越え同点二塁打。伏兵の一打に福良監督は「すごいですね。大したものです」と最敬礼した。

 3度のサヨナラ機で一打が出ず、4日のロッテ戦(京セラD)以来の勝利には届かなかったが、光明は見えた。37歳のベテラン・小谷野が9回2死三塁でライナーを好捕。延長10回無死一塁には、若月がバントゴロを併殺に仕留めるなど好守でピンチを防いだ。指揮官は「そういうことをきっちりやれば、あしたに生かされる。いい風が吹いてくるんやないですか」とトンネル脱出へ希望を見いだした。

 投手は7人をつぎ込み、野手は伊藤以外を出場させた総力戦は4時間37分に及んだ。2点ビハインドから追いついたのは今季初。5連敗を止めることはできなかった福良監督だが、「勝ちきりたかったが、よく追いついた」と戦い抜いたチームをたたえた。(原島 海)

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