【楽天】藤平、プロ入り最多124球も初白星はお預け

スポーツ報知
7回無死一塁、安達のバントを捕球しようと駆け込む藤平

◆オリックス3x―2楽天(12日・京セラドーム大阪)

 先発した楽天・藤平尚真投手(19)が、プロ入り最多124球の力投も実らず、味方のミスも重なって7回に逆転を許して降板した。

 初回には1軍の公式戦では自己最速となる149キロを計測するなど、6回までは3安打無失点と好投を見せていた。球数は111球だったが、打線が1点先取点した直後の7回裏も続投。先頭のT―岡田に四球を与えると、続く安達のバントを嶋が二塁に送球し、完全にアウトのタイミングだったが、遊撃・三好がキャッチできず(記録は三好の失策)。若月の犠打で1死二、三塁となると、宗に逆転の左越え適時二塁打を浴び、続く大城に内野安打を許してマウンドを降りた。

 自己最多の球数と最速を記録しながら、6回3分の1を5安打2失点で今季初白星はお預け。試合もサヨナラ負けし、19歳の藤平は「(得点が)0点、0点と続いている試合を勝たないと1勝するのは難しい。味方に点を取ってもらうまで絶対に抑える―という気持ちで投げないといけない。フォアボールがもったいなかった。しっかり反省して次の登板を迎えたい」と責任を背負った。

 5日の日本ハム戦(楽天生命)では5回7四死球だったが、この日は1つの申告敬遠を含め、4四球。梨田監督は「前回よりは相当よかった」とたたえていた。

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