【西武】42歳・稼頭央、レオで5304日ぶり打点!日米通算2700安打が同点タイムリー

スポーツ報知
4回1死一、二塁、右前適時打を放つ松井(カメラ・今西 淳)

◆ロッテ3―6西武(12日・ZOZOマリン)

 甘く入った直球を完璧に捉えた。西武・松井が1―2の4回1死一、二塁、右前に同点打を放った。西武では2003年10月4日のロッテ戦(千葉マリン)で2ランを放って以来、5304日ぶりの打点で逆転劇を呼び込んだ。移籍後初スタメンでチームの連敗を止めたヒーローは「勝てたことが一番。復帰しての1本は特別。ホッとは当然しますよ」と喜びをかみしめた。

 日本では2085安打目、米大リーグでの615本と合わせて日米通算2700安打に到達。15年ぶりに古巣に復帰した今季、2月のキャンプでは若手に交じりユニホームを泥だらけにして汗を流した。40歳を超えてもトレーニングの量は落とさない。年齢について問われても「年だとは思っていない。何が限界か分からない」が口癖。42歳、プロ25年目になった今も野球に対する真摯(しんし)な姿勢は変わらない。

 今季、メジャーから巨人に復帰した上原、2000安打を目指すロッテ・福浦は同じ1975年生まれ。「上原も帰ってきて、福浦もね。同級生は少なくなってきているけど、グラウンドで会えるのはうれしいし僕自身、励みになってるよ」と旧友たちに刺激を受ける。

 13日からは仙台で古巣・楽天戦。「楽しみにしています。全力でいきたい」と松井。慣れ親しんだ杜(もり)の都でも“特別な1本”を打つ。(長井 毅)

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