【阪神】メッセ暴言退場…虎1日で首位陥落

スポーツ報知
2回途中、白井球審(左から2人目)への暴言で退場処分となったメッセンジャー(右端は金本監督=カメラ・義村 治子)

◆阪神1―5広島(12日・甲子園)

 メッセンジャーのご乱心が響き、虎が1日で首位から陥落した。2回2死満塁、松山への押し出し四球で3点目を失ったエースが、白井球審の方へマウンドから歩み寄った。口元が「F○○K」と動いた。来日9年目で、危険球以外では初の退場処分。報道陣の問いかけにも応じず、無言のままロッカールームに引き下がった。

 開幕2戦2勝、試合前までリーグトップの防御率0・60と安定していた大黒柱の想定外のアクシデント。それでも金本監督は「最近、(投球スタイルを変えて)コントロールを重視して、低めとかを意識していたから。余計にイライラしたのでしょう」と気持ちを代弁し、助っ人右腕を責め立てることはしなかった。責任審判の丹波一塁塁審は暴言の具体的な内容を伏せたが、「言動自体が退場に値する。ストライクボールの判定でマウンドを降りるだけで退場」と説明した。

 打線も2回以降はわずか2安打で反撃できなかった。リーグ連覇中の広島に3連戦3連勝ならビッグウェーブに乗れたところだが、再び混セの渦の中に引き込まれた。(島尾 浩一郎)

 ▽T退場 阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)が12日、広島戦(甲子園)の2回2死満塁から松山に押し出し四球を与えた際、審判への暴言により退場処分を受けた。退場はセ・パ両リーグ通じて今季3人目。暴言による退場は今季初めて。

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