【西武】雄星、楽天に12連勝「すぐ逆転してくれて切り替えられた」

スポーツ報知
6回5失点も味方の援護で3勝目を挙げた菊池(カメラ・頓所 美代子)

◆楽天5―7西武(13日・楽天生命パーク)

 打たれても打たれても、雄星は投げ続けた。初回は完全に捕まった。先頭の島内に安打で出塁を許すと、渡辺直の適時二塁打で、いきなり先制を許す。ペゲーロには2ランを浴びた。初回に3失点。さらに2点を失い、6回7安打5失点と不本意な内容。だが勝った。開幕から3連勝。則本と投げ合っても、16年から続く対楽天の公式戦12連勝を遂げた。

 力強い打線がいる。3点を失った直後、2回の攻撃で一挙5点を取り返す味方打線に「すぐに逆転してくれて、切り替えることができた」と力を受け、投げ続けた。3回にはペゲーロを外角低めのスライダー、ウィーラーを内角低めのスライダーで空振り三振に切ると、銀次には内角低めに、この日最速151キロの直球で見逃し三振。「前回、前々回よりは自分のボールが行き始めている。狙った三振が取れたところもあった」と振り返る。昨年のCSも含めれば楽天戦13試合連続での白星。キラーぶりはダテじゃない。

 今季、雄星の投げる試合には必ず米大リーグのスカウトが訪れている。この日もスタンドには、ドジャースの他にも4球団のスカウトが熱視線を送った。辻監督は「ヒヤヒヤっすよ。野球は難しい。今日は本当に選手(野手)に助けられたね。雄星もそう思ってるだろう」。チームは両リーグ一番乗りの10勝で、首位を独走。負けないエースが、今のレオ軍団を支えている。(小林 圭太)

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