【日本ハム】有原、エース証明1勝!右肩炎症出遅れ「迷惑かけた」

スポーツ報知
今季初勝利を挙げファンの声援に応える有原

◆オリックス1―2日本ハム(14日・ほっともっと神戸)

 エースが1軍のマウンドに帰ってきた。有原は8回を無四球の3安打1失点。開幕から15日遅れでの今季初登板。「チームメイトに迷惑をかけたという思いがあった。なんとか勝とうと思っていた」。右肩の炎症から復活した右腕が今季初白星をつかんだ。

 4回までは完全ペース。8回に先頭・マレーロに147キロの直球を左中間席に運ばれても「まだ1点リードある。とにかく1点を守ろう」と即座に切り替えて後続を断った。

 大谷がエンゼルスに移籍した今季も17年に続き開幕投手に内定していたが、キャンプイン直後に右肩の炎症が発覚。開幕戦はテレビで応援することしかできなかった。「もっと早く戻りたかった。いろんな人がケアしてくれて戻ってこられた」。抱えた悔しさ、葛藤、感謝を全てボールに込めた。

 栗山監督は「安心して任せられるね。これでチームも落ち着く」と信頼を口にした。連敗を2で止め再び貯金1。「これを継続して頑張りたい」と有原。帰ってきた大黒柱が日本ハムを加速させる。(秦 雄太郎)

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