【広島】菊池、プロ初の2打席連発「何とかしたいと必死だった」3カードぶり勝ち越し

スポーツ報知
7回2死、菊池が勝ち越しのソロを放ち生還

◆巨人4―5広島(15日・東京ドーム)

 広島が今季最多13安打の猛攻で、3カードぶりの勝ち越しを決めた。勢いをつけたのは菊池だ。1点を追う5回に速球をたたいて右翼席への同点弾を放つと、同点の7回には上原のフォークを強振。特大の勝ち越し3号ソロが、左翼スタンド中段へと伸びた。

 1試合2本塁打は過去に2度あるが、2打席連発はプロ初。試合前まで打率2割2分8厘と振るわなかった守備の名手は「打撃でチームに迷惑をかけ、苦しんでいた。何とかしたいと必死だった」と胸の内を吐露した。後に続く丸が2安打で連続試合安打を10に伸ばせば、4番の松山も2安打2打点と奮起。緒方監督は「良くつないで点を取ってくれた」と打線をたたえた。

 下半身の張りで4日に出場選手登録を抹消された鈴木がこの日、ウエスタン・中日戦(佐伯)でDHとして復帰。2回の第1打席で初球をいきなり2ランとし、来週中の1軍復帰の可能性も出てきた。充実一途の打線を軸に、首位返り咲きを狙う。(種村 亮)

野球

×